逆指値設定の考え方
許容損失額から一回のトレードの損切り幅を決めることは理解した。
それだけでは十分か?
否である。
チャートは無常であると、他の記事で書いたが、チャートにはボラティリティがある。
簡単にストップオーダーにかかりすぎると、損切り貧乏になる。
ダウ理論でチャートは形成されてゆくが、相場の方向が明確に否定されるまではトレンドの流れは変わらない、ということを前提に考えると、目標とするポイントに到達するまでは、一定の振幅を伴うものである。
逆指値は固定値よりもエントリー毎に設定必要?
あなたが何分足を基準にトレードするかにもよるが、例えば1時間足でトレードする場合には、チャートの方向が否定されると決まるまでは、損切りにあっては困るわけである。
1時間足での、押し安値、押し高値、さらに押しがWトップやWボトム形成することも想定しなければならない。
つまりストップがヒットした場合には明確にそのトレードが否定される、誤りだったとなるポイントに、ストップを設けるべきである。
実際のトレードでは、エントリーポイントとトレンドが否定されるポイントは異なるため、逆指値にヒット時の、損失額も異なります。
したがって、エントリー毎に変更しなければならない。
FX会社の取引ツールの設定で、初期値として逆指値を設定できるが、そのままの値とせずに、エントリー毎に変更することが望ましい。
チャート上に利確と逆指値の決済値を表示させ、マウスで変更できる会社が多いと思うので、その機能を利用してみよう。
逆指値からエントリー通貨数が決まる
その前提で別記事で記載した許容損失額とロットを再設定してみよう。
結果、エントリーできるロットは小さくなるが、負けるリスクは大幅に小さくなるはずだ。
負けないと同時にそのエントリーは勝利トレードに転換するわけだから、結果は全く異なるものになるだろう。