損大利少は人間心理として自然ですが
損小利大のトレードを!と言いますが、出来てる?
利が乗っているポジションはできるだけそのままにしておいて、やられているポジションは早く切る
普通の心理状態ではなかなかこれが難しいのではないでしょうか?
9割の人が勝てない理由です。
欲望と恐怖が立ちはだかるので。
むしろ意識せずにトレードすると皆、損大利小になってしまいます。
例えば・・・
エントリーして間もなく含み益が出た。
しばらくしてチャートはマイナス方向に動き始めた!
さてその時、あなたならどうしますか?
チャートは小刻みに上下を繰り返します。なので含み益もある程度増減を繰り返しながら、目標に向かっていきます。
確実な利益の欲しいあなたは、利益が乗った今、利益を確実に手にしたいですよね。
目標まではまだ距離があり、絶対に目標に到達できる保証もなかったら・・・
プロスペクト理論を理解していなら自然な行為として、利確するのではないでしょうか?
そして・・・
激しくレートが動いている場面で、建値決済しようと思っていたら、少しの含み損になりました。
さっきまで含み益を見ていたのに、それが今は含み損なんです。
とっても悔しい思いをしている時に、素直に損を認めて、今すぐ損切り出来ますか?
為替なのでいつかもどってくるまで持っておこう、となっていることありませんか?
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このように、人は損失に対して非常に強い防衛本能を働かせてしまいます。
その結果、ほとんどの人は、損大、利小のトレードになってしまうのです。
これがプロスペクト理論です。
利益が乗っているポジションをすぐに利確したい欲望を如何に抑えることが出来るのか?
少しの損失を躊躇なく、損失確定出来るのか?
損切りについては即断即決でなければいけないです。
うじうじしているとあっという間に損失が拡がることが良くあります。
つまり、勇気が必要なのです。
勝負師として、伸ばすところではしっかり伸ばし、違ったら潔く切る・・・
確率として勝つために必要なのは?
僅かなお金に執着する我欲を捨て、大局を見るという高みに到達出来れば・・・
もしこれが出来るようになると、トレードは激変します。
勝ち組トレーダになるためには、これらの心理的なバイアスを克服しなければならないです。
ここで確率の話として、上手くいっているトレードで大きく儲けようとしなかったら、やられたときの損失を穴埋め出来ない、ということになります。
資金管理は原則
もう一つ、資金管理です。
一回のトレードで全ての資金を失っていては元も子も無いです。
著名トレーダは1ポジションでの最大損失は資金の5%以下が良いとも、さらに1%以下が良いとも言いますが、要は、あなたが負けても良い金額つまり、最大許容損失以下とします。
ポジションを持っていても、しょっちゅう気になるので落ち着かない、安心して寝れない、躊躇なく損切りできない、等の場合は明かにオーバーロットです。
心理的ハードルを仕組みで乗り切る
最初に決めた決済金額まで放っておけるのが一番良く、IFO(IF-OCO)注文を自信を持って行える資金管理をすすめて行きましょう。
一度決めた決済価格は安易に変更してはいけないです。上級者ではその限りではありませんが・・・
確率にのっとった結果を得たいのならばエントリー後裁量での決済は避けるほうが良い結果になるはずです。
エントリーしたら、思い切ってノートPCのモニタを閉じてしまいましょう。
あとはお楽しみということで・・・
予約注文で指値決済、逆指値入れてエントリーします。
ポジションサイズ、超重要です。